Shijima
和の空間を感じるテキスタイルの研究
指導教員:島田清徳准教授
日本独自の和文化に触れる機会が少なくなった
現代の日本人が、和を感じられる様なテキ
スタイルを制作しました。外の光を取り入れつつ、
空間を間仕切る日本独特の建具、障子に着想を
得ています。日本の風土に合い、生活に取り入れ
られてきた木材と、布を組み合わせ、インスタ
レーション作品に落とし込むことで「和」の魅力を
感じて頂ければと思います。
テキスタイル(W900XH8000)mm X3点
(W900XH7000)mm X2点
設置サイズ(W4500XD3000XH3500)mm
Ceratex
テキスタイル技法を用いたセラミック作品の研究
指導教員:真世土マウ准教授
これまでに様々な素材の特徴や技法を学んできた
経験から、異なる素材の組み合わせにより新しい
表現方法が生まれ、作品の幅が広がるのではない
かと考察した。テキスタイルとセラミックの対照
的な二つの素材に着目し、テキスタイルの柔らかい
素材の質感や技法を取り入れた、セラミックの
新しい表現技法を生み出し、その技法を用いて
制作を行った。
セラミックオブジェ(W180XD130XH60)mm X1点
(W150XD60XH130)mm X1点
(W150XD150XH60)mm X1点
(W150XD50XH60)mm X1点
MY SKIN IS...
多様性を表現するビジュアルデザインの研究
指導教員:山下明美教授
「国籍」「性」「年齢」といったカテゴリによって
他人を判断することは、人の多様なあり方を否定し、
時に差別を生む場合がある。そこで、素のままの
個人同士が尊重し合う為に、新しい他人の見方が
できるビジュアル表現を探った。木材や繊維を
はじめとした100の素材が持つ性質と、人のパーソ
ナリティを結びつけるポートレートを制作した。
ポートレート(W277XH500)mm X100点
アクリル画(W1000XD25XH1800)mm X5点
本(W277XD38XH500)mm X1点
昆虫図鑑
昆虫の構造、魅力を伝えるクラフトキットの研究
指導教員:西田麻希子准教授
既存の昆虫クラフトキットは制作することそのもの
に重点を置いており、昆虫について詳しく伝えて
いるとは言い難い。昆虫の各部位ごとに制作を進め
最後にそれらをつなぎ合わせるアクションを取り
入れたキットとポップアップを取り入れた図鑑を
一つのセットにすることで昆虫の構造、体のつくり
の理解を深めるとともに昆虫の魅力を伝えること
ができるのではないかと考えた。
パッケージ(W300XD55XH230)mm X3点
仕掛け付き図鑑(W190XD12XH260)mm X3点
工作キット(W170XD20XH230)mm X3点
キット完成模型オオスズメバチ(W230XD270XH80)mm X1点
キット完成模型ノコギリクワガタ(W270XD340XH170)mm X1点
キット完成模型オオカマキリ(W170XD300XH300)mm X1点
笠岡市立図書館サインデザイン
笠岡市立図書館のサイン表示におけるピクトグラム活用の提案
指導教員:野宮謙吾教授
岡山県笠岡市にある笠岡市立図書館の図書分類表示
と案内サインを、ピクトグラムを活用して制作しま
した。笠岡市立図書館に訪れた人々がワクワクした
気持ちで本と出会えるようなデザインにしました。
パネルサイン(W257XH364)mm X9点
パネルサイン(W297XH420)mm X1点
差し込みサイン(W115XH185)mm X23点
吉備津土人形らくがん
岡山県の郷土玩具を題材にした土産物のデザイン
指導教員:三原鉄平 准教授
郷土玩具には、しあわせを願い家に飾るという、
人々の信仰心が反映されている。岡山市吉備津
地域の郷土玩具「吉備津土人形」を題材にして、
千菓子の土産品を制作した。落雁の吉備津土
人形を家に飾ることにより、家族のしあわせを
願い、家に飾り信仰するという、本来の在り方
を再現する。また、少量生産で規模が零細な
郷土玩具を、量産可能なものとして普及し、
地域の伝統を継承していく。
落雁(W45XD45XH14)mm x9点
パッケージ(W65XD175XH16)mm x3点
軒先に寄す人々
千斗町における町並みの変遷要因と保全に関する研究
指導教員:岩本弘光教授
京都には350年の歴史を継承する五花街が存在
する。しかし近年、花街文化は衰退し、町の
景観にも影響が及ぼされている。今回の設計
では、花街の構成要素に着目した商業施設と
宿泊施設を提案する。お茶屋を核とする、花街に
かかせない要素で構成される商業施設と宿泊施設
を融合させ、京都に息づく歴史と需要が共存
し合う施設を目指す。
模型(W841XD594XH260)mm X1点
(W1110XD330XH105)mm X1点
プレゼンボード(W841XH594)mm X9点
変えず変わりゆくことーJR桃太郎線の地域資源からー
無人駅の活用とJR桃太郎線無人駅の景観に関する調査研究
指導教員:西川博美准教授
岡山ー総社間を走るJR桃太郎線。この路線は10
数年後を目指してLRT化の計画が持ち上がって
いる。そして、そのために新駅や道路整備など
の開発が行われることが予想されている。その
ような中、沿線の魅力である地域資源の風景を
変えず、しかし開発によって変わりゆくことを
受け入れた未来を提案する。
建築模型(W1189XD841XH100)mm X1点
(W594XD420XH100)mm X1点
プレゼンモード(W841XH594)mm X8点
海上移動型スタジアム
角柱シザーズ機構による展開型立体骨格の構成方法と
静的力学特性
指導教員:津田勢太准教授、大崎純教授(京都大学)
オリンピックやW杯といったイベントが開催される
際その会場の多くは競技スタジアムになり、既存の
施設を使用することもあるが莫大な資金をかけ
新しく建設することも少なくない。イベント終了後、
建物だけが残ってしまい、維持費だけがかかる
ことになる。そこで、展開構造物を用いて海上
移動型のスタジアムを設計する。船の上に競技場が
設営できれば、海上でイベントなどを開催し、
終わればまた他の開催地へ向かうというように
何度も使うことができる。無駄な大規模施設を
作らずまた特別な舞台を演出し、高揚感を生む
ことができる。
建築模型(W900XD600XH300)mm X1点
機構模型(W600XD600XH600)mm X1点
プレゼンボード(W841XH594)mm X1点